FIM World GP MX Rd.6 SUGO Japan Premium Ride

  「人と社会に、二輪の夢とすばらしさを」というキャッチフレーズでnmca(日本二輪車協会)が設けたバイク月間。期間中は、バイクの楽しさや素晴らしさを多くの人に知ってもらおうとバイク月間親善大使によるイベントやトークショーなどを全国各地で展開している。今回の企画もその一環として行われるもので、GP終了後のコースを自分のバイクで走ろうというユニークな内容。

 ナビゲーターは、'80年代ロードレースシーンを飾った平忠彦さんとタレントのクリスタル・チアリさん。オートバイファンの強い味方を招聘して行われる今回のプレミアムライドは、モトクロス未経験者はもちろん、本格的なオフロード走行をしたことが無いファンへのプレゼントである。

  参加希望者は、当日順番に受付を済ませ、自走してきたバイクでコースイン。軽量のWR、ランツァ、セローなどのほか、XR、DR、KTMなどの大きなツアラーもあり、それぞれのペースで楽しんでいた。

 中学生までは福島県相馬市でモトクロスをしていた平さんだが、ロードレース寄りのライディング(ごめんなさい)を観ていたら、過去の名場面が思い起こされた・・・


TBCビッグロードレースでエディ・ローソンを打ち破ったシーン。

'86日本GPで、招待選手の世界チャンピオン、ワインガードナーとの壮絶なバトルの末の勝利。

「キング」ケニー・ロバーツとのタッグで出場した鈴鹿8耐で、トップを快走していたにも関わらず、残り30分でマシントラブルでリタイアとなったシーン。

Y・R・T入り前の2年間-

 横浜市旭区にある野口モータースでバイク整備をしていた姿・・・

 その野口モータースが拠点のヤマハサテライトチーム、スポーツライダースからのレース参戦(#62)と映画「汚れた英雄」の主役、草刈正雄のスタントライダーとしての出演。

ドラマチックな過去をもつ平さんの姿は、年輪を重ねた分の変化はあるものの、我々にとっては永遠のヒーローだ。見ているだけで幸せな気分になる。

この企画、継続してくれるといいな。


当時のコメント

平選手、永遠のヒーローです! 86年TBC最終ラップ最終コーナーでローソンのインに入った時、85年鈴鹿、目の前で止まってしまった時、85年菅生、独走に関わらず目に見えないライバルを追い転倒・・、89年WGP鈴鹿のポール。86年サンマリノ優勝、90年鈴鹿「平コール」

etc。 泣かせてくれるライダーでしたね。                 (佐伯さん)


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