2007 JMX Rd.3 OFV IB-OPEN決勝

4月29日(日)に行われたIB2クラス決勝の結果。


 誰もがそうなのかもしれないが、コースを入念にチェックし万全の体制でレースに臨む#1田中雅巳(クラブヤマハTEAM KOH-Z)。彼は、慣れないOFVで、しかも嵐の後のコース全面マッドという悪条件だった予選でも、計算されたかのように完璧な走りを披露した。

 決勝は、地元出身でOFVをホームコースとする#126木下隼(クラブヤマハレーシングチーム鷹)との一騎打ちになることは必至。グリッドに到着しても、コースを見ずに後ろを向いて黙想するなど、緊張感が高まっている様子だ。

 対する木下は、ニューカラーリングのヘルメットを装着し笑顔でグリッド着。OFV至近にチームの本拠地があり、物理的条件としては最高といえる環境で練習することが出来るということもあって、絶対に負けられないレースであり、そのプレッシャーは想像以上のものがあることだろう。しかし今日の表情は、R2名阪の場合と比較するとリラックスしている印象だ。

 計算通り(?)、田中雅巳のホールショットで開始したレース。続いて#123村上洸太(渡辺私塾ヴァンサンク)、#126木下隼、#8小関元貴の3人が一線に並んで最初のジャンプ。8位以降はダンゴ状態でジャンプ台をナメる状況の中、#70平良龍二(MAX RACING & 98%)が転倒。しかし、すぐのリカバリで最後尾から追い上げる。

 トップの田中は一気に後続を引き離したいところ。しかし好調の村上を押さえ2位に上がってきたのは木下。田中を捕えるとぐいぐい引き離しゴールへ。田中は約2秒遅れで2位。3位には小関が入った。

 4位には成長著しい#75鎌倉大樹(クラブヤマハレーシングチーム鷹)が入る。自信あふれる表情が印象的だった。

 なお、レース中に提示されたイエローフラッグに気づかず追い越し行為があった#122稲垣佳樹選手に対しては、5位入賞を認める審判団の審査結果が出た。

■上位5名のベストラップ(レースの順位とは関係ありません)

 

 #126 木下 隼  1:46.676

 #1   田中雅巳  1:47.157

 #122 稲垣佳樹  1:47.485

 #75  鎌倉大樹  1:47.878

 #8   小関元貴  1:48.758

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